せっかくバイリンガルの再定義によって勇気付けられバイリンガルへの道を歩き出したとしても、一定期間まったく話す機会がない状態に自らの身を置けば、やはり忘れていってしまいます。バイリンガルに一時的になることの無意味さはすでに説明をしました。バイリンガルは、その再定義によって一時的にバイリンガルの状況に自分を持っていくためのハードルは再定義前よりも低くなったはずです。だからこそ、その状態であり続けることにこそ価値があると考えます。良くありがちなのが、子供のころや学生時に海外留学を経験して、その当時は高度なバイリンガルたりえていたのに、帰国後数年で忘れてしまった、というものです。すなわち、ザルの底の底ブタによって、一定の水が保持されていたとしても、まったく使わなければ、いずれ、底ブタがあっても蒸発してしまうことになります。せっかく、バイリンガルとなりえたのであれば、みすみす言語能力を失ってしまうことは、本当に惜しいものです。
では、バイリンガルであり続けるには、どうすればいいのでしょうか。
答えは簡単、使い続けることです。
しかし、島国である日本では、外国語を使用する機会は日常生活のうえでほとんどありません。
そこで、あえて英語を使う状況に身をおく必要があります。
国内留学は、実践的な英語力を短期で身につけられるだけでなく、海外留学と違って、気軽に利用できることから、一旦身につけた英語力を維持する為、またもっと鍛えるためにも頻繁に利用することができます。
中・高・大学生だけではなく、海外勤務を控えたビジネスマンの方、転職を前に英会話のスキルを磨いておきたい方、海外旅行をアクティブに楽しみたいシニアの方など、様々な方に利用できるようになっています。
「この表現は、英語でどう言うのだっけ?」と思ったら、すぐそばには外国人講師がいて質問できる。そんな環境だから着実です。
また、授業だけで英語を学ぶのでなく、コーヒーブレイクや食事の時間などを通じて活きた英語と触れ合うことになるため、実生活に戻ったときの英語への感覚が180度変わってきます。